◯どこでも気軽に楽しめるランですが、他人への思いやりやモラルを欠いては、単なる暴走行為と同じです。
歩道を歩いている時に、すぐ脇を猛スピードで通過していく自転車にハッとしたり、危険を感じた事はありませんか? 実はランナーも同じように思われるケースが増えているのです。 永らくランナーの聖地であった皇居も、一部の心ないスピードマニアの暴走により、転倒やケガをする歩行者が続出し、多くの苦情が寄せられるようになりました。 無法ランナーの頻出で今や皇居ラン自体が社会問題となり、行動をたしなめるような看板が皇居周囲に掲示されています。
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◯大勢の人や車が行き交う東京を、お互いが気持ち良く、安全に走るために、ランピックから提案があるのです。
1)信号を守りましょう。
自分の安全のため、そして周囲の安全と静穏の為に、信号を守りましょう。人車共に交通ルールを守る道路や公共の場所では、勿論ランナーもそれに従います。
2)まずは速度を緩める。
「歩道」はもともと歩行者のために作られています。狭い道では時としてスピード超過となり、酷い場合は他人を傷つけたり、恐怖心を与えたりしてしまいます。
例えば正面から歩行者が現れた場合は、まずは速度を緩め、譲るような気持ちで過ぎ去りましょう。
追い越す場合には、すぐ脇をすり抜けるのではなく、一定以上の間隔を保ちながらゆっくりと抜き去ります。狭い道であれば軽く声を掛け、逆に譲って戴いた時には挨拶を交わしましょう。お互いが気持ち良く....これが基本です。
◯集団が大きくなるほど周囲を意識して気を配りましょう。慌てず優雅に安全に。。
3)複数で走る場合はコンパクトにまとまる。
仲間と一緒に走るのはとても楽しいのですが、周りの皆さんに迷惑を掛けないようにあらかじめ順番を決めて、序列を整え「小さな集団」を心掛けます。
また、赤信号で集団が分散した場合は、無理して追いかけずに青信号を待ちましょう。前のランナーは速度を緩めてそのまま行くか、あるいは立ち止まって待ちます。
4)走っていい場所、悪い場所。
街中を進むと、走ってはいけない場所があります。
多くの歩行者が行き来する歩道や狭い道、大勢の人がひしめき合うような広場等は、早めの判断でランをストップし、歩く速度で進みます。
また、建物の中は走る場所ではありませんし、神社仏閣等の厳かな場所も、ランに相応しくない場所です。そう感じたら歩きに切り替えるか、即座に退出します。。あるいは休憩がてらお参りしちゃいましょう。